高校生をみていてものすごく理解できないのは、位置情報交換アプリをお互いにやっていることです
お互いに自分の位置情報が相手に筒抜けであり、自分からも相手の位置情報がわかります
ここに何のメリットがあるのかを私には全く理解ができません
お互いをお互いで監視している状況です
行事の準備の時に生徒がスマホを使っていいかというので許可すると「あ、あいつここにいる」って感じで位置を確認して「近くにいるので買い出しを頼もう」ってなりました
位置がわかっていれば、確かにいちいち聞かなくてもいいメリットはありますし、遊ぶことを考えると近くにいるとわかると声もかけやすいですね
とはいえですよ
「おまえ、○○にいただろう!」みたいなことが相手にわかるのです
捕まった生徒がずっと警察関係の場所にいると生徒がわかったこともあります

自分の位置情報をが筒抜けのでメリットをなんとも思わないのだろうか
あとはSNSなども友人同士で交換をしていますが、「こんなことを書いている」とか問題の種になりそうですが、それも気にならないようです
つまり、スマホネイティブな彼らからすると、プライバシーのラインは下がっていて、プライバシーでさえも共有するものだという認識があるのでしょう
だから何かあればすぐに動画を撮り始めるし、それをすぐにSNSにアップする
共有が大事ということでしょう
またSNSもリアルアカウントを当然のように交換して、お互いの投稿をチェックするわけですが、これも私には理解できない感覚です
というのは「おまえ、こんなこと書くなや」とトラブルになることもあるだろうし、「あー、こんなことを考えているんだ」と自分の評価に関わってくることもある
自由にSNSをしたいのに、足かせになるわけです

SNSをリアルで交換するのは「自分のことをみてほしい」という欲求があるようにしか思えず、私には全く理解ができません
自分のプライバシーは守りたいタイプです
これがプライバシーだと思うのですが、若い生徒たちの感覚は全く違うのでしょうね
つまり、他人からみられることが当たり前である、という感覚
これが新しいプライバシーのスタンダードになるんでしょうかね、そうやって他人から常に注目されないと寂しいとなってくると、学校教育の未来もいろいろと変わってくるように思います
時代が変わると価値観も変わってきますし、その変化が急速にやってきているのをものすごく感じています



コメント